プールの施工期間はどれくらい?完成までの流れと新築計画に組み込むコツ
プールの施工期間は、工法によって2週間〜2ヶ月程度と幅があります。さらにコンクリートの養生期間を含めると、全体の暦日数はもう少し長くなるケースも少なくありません。新築住宅の計画と並行してプール設置を検討している場合、「建築スケジュールのどこにプール施工を組み込めばいいのか」が気になるポイントではないでしょうか。この記事では、プール施工の一般的な工程と各ステップの所要日数、工法ごとの工期の違い、そして新築計画の中でプール業者に相談するタイミングや事前に確認しておきたい点を整理します。
この記事でわかること
- プール施工の一般的な工程と、各ステップにかかる日数の目安
- コンクリート・FRP・自立型パネルなど工法ごとの工期の違い
- 新築の建築スケジュールにプール施工を組み込む際のタイミングと確認事項
プールの施工期間はどれくらい?工法別の目安
プールの施工期間は、採用する工法によっておおむね2週間〜2ヶ月程度が目安です。ただし、コンクリート単体で施工する場合は3ヶ月以上かかることもあります。
工期にこれだけ幅が出る主な理由は、「工場で部材を製作して現場で組み立てる工法」と「すべて現場で施工する工法」の違いにあります。
また、コンクリートが固まるまでの養生期間(約4週間)を工期に含めるかどうかでも数字の印象は変わってきます。ここでは代表的な3つの工法について、工期の特徴を整理します。
コンクリート——デザインの自由度は高いが工期は長め
コンクリート製プールは、形状や深さを自由に設計できるカスタマイズ性の高さが特徴です。一方で、すべて現場で施工するため天候に左右されやすく、養生期間も含めると工期は長くなる傾向にあります。費用も他の工法に比べて高くなりやすい点は事前に把握しておきたいところです。プールの設置にかかる費用の目安や内訳については、以下の記事も参考にしてください。
自宅プールの費用相場と維持費の目安|機械室不要でコストを抑える賢い選び方
FRP——軽量・短工期で設置しやすい
FRP(繊維強化プラスチック)製のプールは、工場で製作したものを現場に搬入・設置するため、施工期間を短縮しやすい工法です。軽量で耐久性にも優れていますが、サイズが大きくなるとコストが上がる傾向があります。形状のバリエーションはコンクリートほど自由ではない場合もあるため、デザインの希望と照らし合わせて検討するのがよいでしょう。
自立型躯体パネル+コンクリート——工期とコストのバランスが強み
パネルで躯体を組み立て、コンクリートで補強する工法です。コンクリートの使用量が従来の約半分で済むため、工期もコストも抑えやすい点が特徴です。曲線デザインにも対応でき、自由度の高さとコストバランスを両立しやすい工法と言えます。ただし、この工法に対応できる業者が限られるため、依頼先の選定は早めに動くのが望ましいでしょう。
プールが完成するまでの流れは?施工の主な工程と所要日数
プールの施工は、工法によって細部は異なるものの、基本的には「掘削→躯体設置→コンクリート打設→仕上げ・配管→防水→注水・試運転」という流れで進みます。各工程の所要日数の目安をあわせて紹介します。
掘削・下地づくり(目安:約3日)
プール施工の最初の工程は、設置場所の掘削と下地の整備です。地形や土壌の状態を確認しながら慎重に進め、プールの基礎となる安定した地盤を作ります。敷地に高低差がある場合や搬入経路が狭い場合は、この工程の日数が前後することがあります。
躯体・ろ過装置の設置(目安:約3日)
プールの骨組みとなる躯体やパネルを組み立て、同時に水質を維持するためのろ過装置を取り付けます。曲線を多用したデザインなど、形状が複雑な場合はこの工程にかかる日数が増えやすくなります。
コンクリート打設・養生(打設約1日+養生約4週間)
コンクリートの打設作業そのものは1日程度で完了しますが、十分に固まるまでの養生期間として約4週間を見込む必要があります。この養生期間が、プール施工における「実働日数」と「全体の暦日数」のギャップを生む主な要因です。スケジュールを組む際は、この待ち時間を考慮に入れておくことが大切です。
仕上げ・配管・防水・注水試運転(目安:合計約5日)
内装や笠木の仕上げ、配管の設置、防水処理を経て、最後に水を張って試運転を行います。すべての工程が正しく完了していることを確認し、問題がなければプールの完成です。
なお、プールの寿命やメンテナンス性を左右する重要な工程である「防水処理」の種類や特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
プールの水漏れを防ぐ防水工事とは?地震に強い強化PVCライナーと従来工法の違い
新築計画の中でプール施工をどう組み込む?タイミングと事前確認のポイント
新築でプールを設置する場合、プール業者への相談は建物の設計打ち合わせが進んでいる段階で始めるのが理想的です。配管経路や基礎の仕様など、建築側の設計段階でプール業者と情報を共有しておけば、後から手戻りが発生するケースも減らせるでしょう。
プール業者への相談は「設計打ち合わせ中」が望ましい
建物の基本設計〜実施設計の段階でプール業者に声をかけておくと、配管経路や電気配線、排水計画などを事前にすり合わせできます。着工後や引き渡し後でもプールの設置は可能ですが、後付けになるほど追加のコストや設計上の制約が生じやすくなります。外構工事の計画と同様に、早めに動き始めておくとスケジュール全体に余裕が生まれます。
建築会社とプール業者の間で確認しておきたいこと
プール施工は建築工事とは別の業者が担当するケースが多く、施主が間に入って情報を橋渡しする場面も出てきます。特に以下の点は、設計段階で関係者間の認識を揃えておくとスムーズです。
- 配管経路と排水計画(建物の基礎に影響する場合がある)
- 重機の搬入経路と仮設スペースの確保
- 外構工事とプール施工の工程の前後関係(並行できるか、順番が決まるか)
- 電気容量の確認(ろ過装置や温水設備用の電源確保)
プールの工期に影響する要因は?スケジュールに余裕を持たせるために
プールの施工期間は、同じ工法であっても条件次第で変動します。「最短○日で完成」という情報だけでスケジュールを組むと、想定外の遅れが出るリスクがあります。あらかじめ変動要因を把握しておくことで、建築スケジュールとの調整精度が上がります。
天候・季節による影響
コンクリートを使う工法では、梅雨時期の長雨や冬季の低温によって養生期間が延びることがあります。一般的に春(4〜6月)や秋(9〜11月)は天候が安定しやすく、プール施工にも適した時期とされています。着工時期を調整できる場合は、季節の影響も考慮に入れてみてください。
デザイン仕様・敷地条件による影響
曲線を多用したデザインやインフィニティプールのような特殊な仕様は、躯体設置や仕上げの工程に時間がかかりやすくなります。また、搬入経路が狭い敷地や高低差のある敷地では、掘削や資材搬入の段取りに工夫が必要となり、工期に影響が出ることもあります。希望するデザインや敷地の条件を早い段階でプール業者に共有しておくと、現実的なスケジュールを立てやすくなります。
短い工期で設計の自由度も確保するなら——マジラインプールという選択肢
ここまで、プール施工の工期や工程、そして新築計画への組み込み方を整理してきました。「工期はなるべく短くしたいけれど、せっかくの新築だからデザインにもこだわりたい」——そう感じている方にご紹介したいのが、プールカンパニーが提供するマジラインプールです。
自立型パネル工法で施工の実働日数は6〜8日程度
フランス生まれのマジラインプールは、自立型躯体パネルとコンクリートを組み合わせた工法を採用しています。施工の実働日数は6〜8日程度で、コンクリートの乾燥期間は別途約4週間です。従来のコンクリート単体工法と比べると、工期を大幅に短縮しやすくなっています。
完全オーダーメイドで住宅デザインとの統一感も
加えて、完全オーダーメイドのため形状・サイズ・ステップ・ライナーの色まで自由に選ぶことができます。「住宅のデザインに合わせてプールも統一感を持たせたい」という方にとっては、工期の短さとデザインの自由度を両立できる選択肢と言えるでしょう。
さらに、特許取得のろ過システムが一体型になっているため、別途機械室を設ける必要がありません。省スペースで設置できるので、外構計画の中にプールを組み込みやすいのも新築を検討中の方にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
全国の展示場で実物を体感できる
プールカンパニーは全国に展示場を展開しており、実際のプールを見て触れてから検討を進められます。新築の設計打ち合わせ中に展示場を訪れると、サイズ感やデザインの仕上がりを具体的にイメージしやすくなります。
プールの施工スケジュールや費用感は、敷地の条件や建築計画によって異なります。まずはお近くの展示場で実物をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。
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