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プールろ過器の選び方で維持費が変わる!主流3種類の比較と逆洗不要のシステムとは

  • 事例紹介

プールろ過器の選び方で維持費が変わる!主流3種類の比較と逆洗不要のシステムとは

プールの導入において、水質を保つろ過器選びは重要です。どのろ過方式を選ぶかによって、導入後の水道代・電気代やメンテナンスの手間が大きく変わります。
本記事では、主流である3つのろ過器(砂・珪藻土・カートリッジ)の仕組みとメリット・デメリットを分かりやすく比較。さらに、従来型の無駄をすべて無くした、配管・水捨て不要の次世代システムについても解説します。

プールろ過器は、維持費と手間の削減で選ぶとよい

プールを新たに導入する際、デザインや初期費用に目が行きがちですが、長期的な運用で本当に重要となるのはランニングコストとメンテナンスの手間です。これらを大きく左右するのが、ろ過器の選び方なのです。

ろ過器選びで日々の水道代・電気代が大きく変わる

プールの維持費の大部分は以下の2つです。

  • 水道代: ろ過器の洗浄方法によって、捨てる水の量(排水量)が大きく変わります。水を捨てれば新しい水を給水するため、水道代に直結します。
  • 電気代: ポンプの性能や、配管の長さ(循環効率)によって、消費電力量に大きな差が生まれます。

管理の負担を減らすメンテナンス性も重要

美しい水質を保つためのフィルター清掃や水質管理には、人的コストがかかります。

  • 専門業者による定期メンテナンスが必須な機種
  • 簡単な清掃で済む機種

 

主流なプールろ過器3種類の仕組みと特徴を比較

現在、日本で主に使用されているろ過器は「砂ろ過」「珪藻土」「カートリッジ」の3種類です。それぞれの特徴を表にまとめました。

ろ過方式 ろ過精度 メンテナンスの手間 水捨て(逆洗) 主な特徴・仕組み
砂ろ過 40〜50ミクロン 必須(大量) 砂の層でゴミを濾し取る。最も普及しているが、大量の排水が必要。
珪藻土 2〜5ミクロン 必須 非常に高精度だが、洗浄のたびに粉末の再コーティングが必要で手間がかかる。
カートリッジ 10〜20ミクロン 小〜中 不要 紙やポリエステルのフィルターを使用。水洗いの手作業が必要だが省スペース。

砂ろ過方式:普及率は高いが逆洗による排水が必要

最も広く普及しているのが「砂ろ過方式」です。巨大なタンク内の砂でゴミを取りますが、砂の目詰まりを防ぐため、定期的に水を逆流させて汚れを排出する逆洗という作業が必須になります。

珪藻土方式:ろ過精度は高いがメンテナンス頻度が高い

珪藻土の粉末をコーティングする仕組みで、微細な汚れまでキャッチできます。しかし、定期的な逆洗に加え、毎回新しい粉末を手作業で補充・再コーティングしなければならず、管理の手間は最もかかります。

カートリッジ方式:省スペースだが手動でのフィルター清掃が必要

円筒形のフィルターを使用し、砂ろ過よりも細かな汚れを取ることができます。逆洗による排水は不要ですが、定期的にフィルターを取り外して直接水洗いする手作業が発生します。

 

広く普及している砂ろ過の構造的な課題

3種類の中で特に一般的とされる砂ろ過方式ですが、ビジネス用途やランニングコストを抑えたい環境においては、以下の構造的な課題がネックとなります。

  • 水道代の高騰: 逆洗のたびにプールの水を大量に下水へ捨てるため、給水による水道代がかさみます。
  • ヒーター代の増加: 温水設定の場合、せっかく温めた水を捨てて冷たい水を入れるため、再加熱の電気代も追加で発生します。
  • 建設コスト増: プール本体とろ過タンクを繋ぐ長い地下配管工事が必要です。
  • スペースの圧迫: 巨大なタンクやポンプを格納する専用の機械室を建てる必要があり、景観を損ねる原因にもなります。
  • ろ過精度の限界: 40〜50ミクロン以下の微細な汚れは砂を通り抜けてしまうため、濁りを防ぐために凝集剤などの薬品を追加で投入して水質を維持するケースが多く見られます

 

従来型の課題を解決する次世代ろ過「NFXシステム」

こうした「水の無駄」「設置スペース」「ろ過精度の限界」といった課題を根本から解決できるのが、フランスのマジライン社による次世代のろ過システムです。

砂ろ過を凌駕する15ミクロンの超微細ろ過

マジラインプールは、独自開発の特許ろ過システム「NFX System」を採用しています 。従来の砂ろ過(40-50ミクロン)を大きく上回る15ミクロンの超微細ろ過を実現し、過剰な薬品に頼らず高い透明度を維持します。

逆洗不要(排水設備不要)のカートリッジ洗浄方式

NFXシステムはカートリッジ洗浄方式を採用しており、砂ろ過のような逆洗による大量の排水が一切不要です。水を無駄にしないため節水効果が高く、複雑な排水設備も不要になります。

ベンチュリー効果を活用した流量増幅と省エネ

水流の力学「ベンチュリー原理」を応用したマルチプライヤー機能を搭載しています。同じ電力でろ過水量を3〜5倍(約4倍)に増幅させることができ、わずか450Wの省エネ小型ポンプで1時間あたり20㎥のろ過水量を生み出し、電気代を劇的に削減します。

 

機械室・配管不要の躯体一体型によるメリット

マジラインプールは、ろ過機能の高さだけでなく、施設オーナーの負担を軽減する構造を持ちます。

機械室・配管不要の躯体一体型によるメリット

プールと一体化するデザインで機械室が不要

ろ過装置がプール本体に直接組み込まれた「躯体一体型」を採用しています。ポンプ設置場所を選ばないため、従来のような巨大な機械室を建設する必要がありません。敷地を有効活用し、ラグジュアリーな景観を保つことができます。

配管工事が不要で漏水リスクと初期コストを低減

プールと機械室を繋ぐ長い地下配管や、排水設備が不要です。プールの深刻なトラブルである地下配管の漏水リスクを大幅に低減でき、大がかりな工事がないため建設費や将来の修繕費も削減可能です。

週1回程度のセルフメンテナンスで運用可能

大がかりな水の入れ替えは、一年に一回、プール水の1/3程度を新しい水に入れ替えるだけで完了します。また、専門業者による頻繁な清掃は不要で、週に一回程度のフィルター清掃や簡易水質チェックといったセルフメンテナンスで、美しい状態を維持できます。

 

ろ過器選びはプール導入の成功を左右する重要なカギ

プールのろ過器選びは、導入後のコストと運用体制に直結する重要な要素です。初期費用だけでなく、数年、十数年と使い続ける中で発生する水道代やメンテナンスの手間を総合的に判断することが大切です。
ラグジュアリーな美しさと管理のしやすさを両立させたいとお考えの方は、ぜひマジラインプールの逆洗と機械室が不要なろ過システムを検討してみてはいかがでしょうか。

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