CUSTOMER VOICE お客様の声

第3回 プールは施工して終わりじゃないー管理の側面から見るプール

3シーズン対応屋外温水プール 熱海 2025年5月~2025年7月(プール部分のみ) 株式会社アスノバ・デザイン 様
施設情報
施設名 ASNOVA RESORT/FLORES ATAMI
施設種別 バケーションレンタル ヴィラ
エリア 熱海
施工情報
プールサイズ 9.4m×2.0m 水深1.1m
プールタイプ 3シーズン対応屋外温水プール
オプション ヒートポンプ(電気式水温調整装置)、水中お掃除ロボット(ドルフィンアクア)、水中掃除機(Kokido)
施工日時 2025年5月~2025年7月(プール部分のみ)
施工期間 約2か月(プール部分のみ)
施工時期 初夏

管理する人間として、保守性は外せない

不動産管理の現場を長く経験してきたY様には、設備選びに対して一貫した哲学があります。それは「建てて終わり」ではなく、運用してからが本番だという視点です。

施工後の維持管理のしやすさは長期的な収益に直結します。交換しにくい設備、点検しにくい構造、メンテナンスにコストがかかりすぎる仕様——そういった問題を後から発見するたびに、運用コストは膨らんでいきます。

導入時のコストだけでなく、日常的な維持管理のしやすさ、メーカーとのサポート体制、部品や薬品の調達しやすさ。これらを総合的に見たうえで判断することが、長く使える施設づくりにつながります。

清掃のしやすさが、日常の負担を決める

運用してみて実感した課題のひとつが、清掃の手間だそうです。プールの底面や壁面に付着した汚れを除去するためのロボット掃除機については、高く評価いただきました。

「ドルフィンはすごいなと思ってます。ああいう掃除機があるとありがたい」

一方で、以前は、スキマーに取り付けてホースを引き回しながら清掃する方式で、広いプールをくまなく掃除するには手間がかかりすぎるという経験もあったといいます。

「何メートルもあるプールをホースをぐるぐるやってやるのかって言われたら、面倒くさいなって」

清掃のしやすさは、日々の管理負担に直結します。メンテナンスしやすい道具が揃っているかどうか、手順がシンプルかどうか——こうした観点も、次のプール選びの基準になっているようです。

排水システムが問う、緊急時の備え

運用を続けるなかで、Y様が強く意識するようになったのが排水システムの重要性です。過去にプール内が汚染されるというトラブルが発生した際の経験が、ひとつの気づきになったといいます。

「万が一の時に排水栓があったら最高だなと。完全排水できないのが今の課題だなと感じています」

プライベートプール規模の施設では、大規模な排水システムを設けると設備スペースや工事コストがかさむため、排水機能を省いたシンプルな構成が選ばれることが多くあります。しかし実際に運用してみると、緊急時に素早く水を入れ替えられる仕組みの必要性を感じる場面が出てきます。

お子様連れの多い施設や、ペット同伴可能な施設では特に、こうしたリスクへの備えを最初から組み込んでおくことが重要になります。

ポンプは1台でいいのか、という問い

設備の信頼性という観点から、Y様が次の導入時に検討したいと話していたのがポンプの2台稼働です。

「給水ポンプとかだと2台で相互稼働させて、1台が止まっても片方で動かし続けるという考え方がある。プールでも同じことが言えると思って」

現状では1台のポンプで稼働していますが、万が一ポンプが故障した場合、プールの循環が止まり水温管理もできなくなります。特に稼働率の高い繁忙期や、夏以外のシーズンにポンプが止まるリスクは、事業としての機会損失に直結します。

「夏ならまだしも、9月後半とかにポンプが止まって入れなくなってしまったら困る。貸す側としてはめちゃくちゃリスクです」

2台稼働にすることで初期コストは上がりますが、1台が故障しても稼働を止めずに済む安心感は、事業継続性の観点から大きな価値を持ちます。導入コストだけでなく、止まった場合のリスクコストも含めて考えることが、運用者としての正しい判断だとY様は考えています。

導入後こそ設備の価値が問われるプール

プールは買って終わりではありません。導入した後にこそ、設備の本当の価値が問われます。清掃のしやすさ、緊急時の排水対応、ポンプの冗長性、そしてメーカーとの継続的な関係——これらすべてが、プールを事業の資産として機能させ続けるために必要な要素です。

設備を選ぶ目と、運用を支えるパートナーを選ぶ目。その両方を持つことが、長く稼働し続けるプールをつくる第一歩になります。

INTERVIEWEE

株式会社アスノバ・デザイン

株式会社アスノバ・デザイン

相馬 和樹

星野リゾートでホテル運営とホスピタリティを学んだ後、三井不動産レジデンシャルサービスにてマンション管理に携わり、施設管理の知識・経験を培う。現在は株式会社アスノバ・デザインにて施設責任者を務め、施設管理から宿泊施設の運営・サービス改善まで、現場と運営の両面から施設づくりに携わる。

プール導入に関するご相談はお気軽にどうぞ

お客様の敷地やご要望に合わせた最適なプール設計をご提案いたします。
お見積りは無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。