プールの掃除方法|週1〜2回の作業内容と、負担が集中する場所
プールの掃除は、週1〜2回、6つの作業を回すのが基本です。このうち時間と体力を使うのは床と壁の清掃だけで、残る5つはいずれも数分で終わります。掃除が実際以上に重く見えるのは、頻度ばかりが知られていて、1回の中身が分解されていないからです。この記事では、6つの作業それぞれの内容と頻度、そして負担が集中している床と壁の清掃を自動化する方法を整理します。
この記事でわかること
- 週1〜2回のプール掃除で行う6つの作業と、それぞれの中身
- ろ過機と塩素があっても、床と壁の清掃が必要になる理由
- 床と壁の清掃を水中お掃除ロボットに任せた場合、手元に残る作業
プールの掃除方法は?週1〜2回に行う6つの作業
プールの掃除は、ゴミをとる、壁と床を清掃する、フィルターカートリッジを清掃する、水質を検査する、薬剤を投入する、水位を確認する、という6つの作業で構成されます。頻度は週1〜2回が目安で、使用する回数や利用する人数によって前後します。
数分で終わる5つの作業
6つのうち5つは、いずれも短時間で片づきます。
- ゴミをとる:水面に浮いた落ち葉や虫を、付属のアミですくい取ります。沈む前に取り除いておくと、水質を保ちやすくなります。
- フィルターカートリッジ清掃:ポンプを止めるとバスケットが浮き上がるので、中のゴミを捨てます。続いてカートリッジを取り出し、水圧の強いシャワーでヒダに入った砂を洗い流します。高圧洗浄機は不織布の劣化を早めるため使いません。
- 水質検査:専用キットでpH値と塩素濃度を測ります。pHの理想値は7.0〜7.2とされています。
- 薬剤投入:測定結果に応じて、pH調整剤と塩素剤をろ過装置内のバスケットへ入れます。塩素をプールに直接投入すると防水層の変形や変色につながるため、投入先はバスケットに限られます。
- 水位確認:蒸発や体に付いて持ち出される分で水位は下がります。規定より下がるとろ過循環ができなくなり、ポンプの故障につながることがあるため、水道水を足して戻します。
時間と体力を使うのは、床と壁の清掃
6つの中で所要時間が大きく変わるのが、床と壁の清掃です。水際は汚れが付着しやすいため、専用ブラシで壁面をこすって落としていきます。汚れが目立つ場所には小さいブラシを使い分けます。
床に沈んだ砂やゴミは、ブラシで浮遊させてろ過装置に吸い込ませるか、バキュームで直接吸い取ります。対象がプールの全面になるので、他の5つのように数分で終わる作業にはなりません。落ちにくい汚れには中性洗剤を使い、清掃は上部から下部へ向かって進めるのが基本とされています。下から洗うと、きれいにした場所が再び汚れるためです。
天候と使い方で、掃除が増える日がある
週1〜2回という頻度は平均的な目安であって、実際には掃除が増える日があります。台風の後は、プール内の清掃と水質管理をあらためて行います。花粉が飛ぶ時期は、プール内に花粉が入りにくいようにする工夫が必要になります。大人数で利用した後も、フィルター清掃と薬剤の投入を行っておくと水質が安定しやすくなります。毎週同じ量、というより、天候と使い方で変動する前提でスケジュールを考えておくとよいでしょう。
ろ過機と塩素があるのに、なぜ掃除が必要?
ろ過は水中を漂うゴミを回収するもので、塩素は水そのものを消毒するものです。どちらも水に対して働くため、床や壁の表面に付着した汚れには直接届きません。ここに、手作業の清掃が残る理由があります。
壁際のヌメリと藻は、付着面に残る
水を適切に消毒していても、壁面や床面に付いたヌメリや藻は、物理的にこすり落とさなければ残ります。
水が濁った場合は、ろ過機の異常か、有機物(水アカ)の発生が原因として考えられます。水が緑色に変わったときは藻の発生が疑われ、臭いが出る場合も藻が原因であることが多いとされています。
水質を判断する目安として、遊離残留塩素濃度は0.4mg/L以上、1.0mg/L以下が望ましいという数値があります。これは厚生労働省が多数の人が利用する遊泳用プールを対象に定めた基準で、家庭用プールにそのまま適用されるものではありませんが、水の状態を見るときの参考になります。
なお、ろ過にどの方式を採用しているかによって、手入れの内容そのものが変わります。砂ろ過方式では定期的な逆洗(水を逆流させてフィルターの汚れを排出する作業)が発生する一方、カートリッジ式では逆洗がありません。方式ごとの違いはプールろ過器の選び方で維持費が変わる|主流3種類の比較と逆洗不要のシステムとはで詳しく比較しています。
床と壁の掃除をロボットに任せると、手元に何が残る?
6つの作業のうち、床と壁の清掃を水中お掃除ロボットに任せると、手元に残るのは数分で終わる5つの作業だけになります。
ロボットに任せられる範囲と、手元に残る5つの作業
水中お掃除ロボットは、プールに沈めてスイッチを入れると、床面を走りながらゴミや砂を吸い取り、そのまま壁を上がって水際まで清掃します。前後のブラシが付いているタイプであれば、吸引だけでは取れないヌメリや藻もこすり落としながら進みます。ブラシとバキュームを手で動かしていた時間が、スイッチを入れて待つだけの時間に変わります。
一方で、掃除がすべてなくなるわけではありません。水面に浮いたゴミをすくう作業、フィルターカートリッジの清掃、水質検査、薬剤の投入、水位の確認は手元に残ります。ただしこの5つは、いずれも短時間で終わる作業です。週次の負担がゼロになるのではなく、重い作業が抜けて、軽い作業だけが並ぶ形に変わると考えるほうが実態に近くなるでしょう。
週末の1時間を取り戻す掃除ロボット「ドルフィンアクア」
ここまで説明してきた床と壁の清掃を丸ごと任せられるのが、プロスパーデザインが取り扱う水中お掃除ロボットです。
投入してスイッチひとつ|床から壁の水際まで自動で清掃

「ドルフィンアクア」は、重量7.3kgの有線タイプです。有線のため充電切れがなく、稼働時間を気にせず使えます。操作はボタン1つで、難しい設定はありません。
プール形状認識機能を備えているので、変形プールでもプログラム走行で対応します。壁を上がって、汚れの集中する水際まで清掃します。前後のブラシは、ブラシのないロボットでは取りきれないヌメリや藻を落とします。デュアルフィルターで、木の葉のような大きいゴミから、塵や砂のような細かいゴミまで回収します。ケーブルには絡み防止装置(特許取得済み)が付いており、長時間動かしても絡まりません。国内で組み立てているため、故障時のアフターサービス体制も用意しています。
配線を気にせず使える|コードレスの「ドルフィンアクアロイド」

2025年6月に発売した「ドルフィンアクアロイド」は、重量8.1kgのコードレスタイプです。充電式なので、プール周辺の配線やコンセントの位置を気にせず清掃を始められます。思い立ったときにすぐ動かせる点が、有線タイプとの一番の違いです。
50μmの高密度フィルターを搭載し、細かい汚れまで捉えます。フィルターはトップアクセス式で、取り出し・ゴミ捨て・水洗いが簡単に済みます。清掃が終わったら、水中でクリッカーを鳴らして遠隔誘導でロボットを回収できます。こちらも国内組立てで、3年間の長期保証が付きます。
仕様の詳細は、水中お掃除ロボット(ドルフィンアクア/アクアロイド)のページでご確認いただけます。
また、プロスパーデザインでは、スマートプールシステム「iMAGI-X」でセンサーが塩素濃度やpH、水温を監視し、必要な薬剤を自動で供給する仕組みを用意しています。
掃除と水質の両方を自動化した場合にどこまで手間が減るかは、自宅プールの管理は大変?具体的な作業と手間をゼロにする維持管理法で詳しく整理しています。
水中お掃除ロボットの動きは、カタログの数値を読むより、実際に走っているところをご覧いただくほうが早く伝わります。実機に触れていただける展示場もあるので、お気軽にお問合せください。
▼ 導入に関するご相談もお気軽にお問い合わせください。
