コラム

インフィニティプールの作り方と仕組みを解説!導入の注意点と業者の選び方

宿泊施設などで人気を集めるインフィニティプール。水面が周囲の景色と溶け込む美しいデザインは、施設を象徴する設備として注目されています。しかし、「どのような構造で作られているのか」「導入にはどのようなハードルがあるのか」と疑問をお持ちのオーナー様や設計担当者様も多いのではないでしょうか。

本記事では、インフィニティプールの水が消える仕組みや技術的な注意点、失敗しない施工業者の選び方を解説します。

インフィニティプールとは?水が消えて見える仕組み

インフィニティプールとは、プールの外縁が見えないように設計され、目の前の海や空とつながっているかのような視覚体験を生み出すプールのことです。水面が周囲の景色と一体化して見えるよう、建築的・水力学的な工夫が凝らされています。

境界線をなくすオーバーフロー構造

プールの縁を意図的に低く設計するのが、インフィニティプールの視覚効果のポイントです。景色と同化させたい一辺を水面とほぼ同じ高さか、あるいはわずかに低い位置に設けます。こうすることで水が常に縁から溢れ続け、プールの枠組みが視覚的に消えて見えるという仕組みです。

水を循環させるピット(溝)と補給水槽

インフィニティプールの美しさを維持するには、溢れた水を回収・循環させる設備が不可欠。縁の外側にはピット(オーバーフロー溝)と呼ばれる集水溝が設けられており、溢れ落ちた水を受け止める役割を担います。ピットに集められた水はバランス水槽(補給水槽)に一時的に貯留。その後ポンプによってプール内へと送り返されます。

こうした循環経路によって「水が常に溢れ続ける状態」が実現するのです。

インフィニティプールの作り方と設置に必要な条件

インフィニティプールを作るには、視覚効果を最大化する立地選定と、水の重量を支える構造設計が必要です。

視覚効果を活かす立地条件と構造計算

インフィニティプールを魅力的に見せるには、背景となる景色との一体感が欠かせません。海・湖・山並みといった広大な自然、あるいは開けた空が水面の延長として見える場所でなければ、視覚的な効果は半減してしまいます。高台や屋上、前方への見通しが開けた傾斜地が設置に向いているとされるのはそのためです。

立地選定と並行して欠かせないのが構造計算。水は1立方メートルあたり約1トンの重量があります。インフィニティプールはプール本体に加えてピットや補給水槽を設けるため、通常のプールより総重量が増大します。地盤の耐荷重を正確に算定し、それに見合った基礎・躯体設計が必要です。

導入にかかる工期の目安

インフィニティプールの施工は、設計・構造計算から基礎工事、防水施工、仕上げまで3か月〜半年程度かかるのが一般的です。通常のプールと比べてピットや補給水槽の設置が加わり、縁部分の精度管理にも時間がかかるため、工期が長くなります。

インフィニティプール導入における技術的ハードル

インフィニティプールの施工は、通常のプール工事とは異なる種類の技術精度が求められます。設計・材料だけでなく、施工中の管理と完成後の運用に関する専門知識も不可欠です。

ミリ単位の水平精度が求められる縁の施工

景色と水面が一体化する視覚的な連続性を生み出すには、溢れる一辺の縁が均一な高さで仕上がっていることが前提です。縁に数ミリ程度でも高低差があると、最も低い箇所にだけ水が集中して流れ落ちてしまい、水面全体が均一に溢れることで得られる周囲との一体感が損なわれます。

コンクリートの打設から表面仕上げまで、施工の各工程で高い水平精度の管理が必要です。

水位制御と蒸発・降雨への対策

水が常に溢れている状態を維持するためには、水位を一定に保ち続けるシステムが必要です。晴天が続くと蒸発によって水位が低下し、景色との連続性が途切れてしまいます。そのため、水位センサーと連動した自動給水システムを設置し、補給水槽から適切なタイミングで補水できる設計が欠かせません。

逆に、大雨の際はピットへの流入量が急増するため、ピットから水が溢れ出さないよう十分な排水容量の設計も必要になります。

循環ポンプへの負荷と配管設計

溢れた水をプールに戻し続けるポンプは、インフィニティプールの心臓部です。ポンプの選定では、配管の距離・高低差・流量の3点を正確に計算する必要があります。

能力不足のポンプでは水の循環が追いつかず、水面が消えるような美しい視覚効果が維持できません。一方、過大なポンプを選ぶと運転音が大きくなり、電気代の増大にもつながります。

インフィニティプール施工業者の選び方

業者選定に失敗すると、施工品質が悪くなるだけでなく、長期にわたるランニングコストの増大にもつながります。技術力とメンテナンス提案力の両方を持つ業者を選ぶことが重要です。

水質管理と特殊構造の専門知識

インフィニティプールの施工は、一般的な建築工事の延長では対応できません。プールのろ過システムや循環水力学の知識を持った専門業者であるかどうかを確認しましょう。

水の循環設計が不適切だと、水質の悪化や藻の発生といったトラブルが起きやすくなります。

メンテナンス性とランニングコストの提案力

プールは設置後の日常管理が欠かせません。清掃や水質維持の作業が専門業者でなければできない設計になっていると、維持費が高騰し続けます。オーナー自身でメンテナンスできる設計かどうか、また電気代・水道代を含むランニングコストの試算を提示してくれる業者かどうかを事前に確認しましょう。

イニシャルコストだけでなく、10年・20年単位での運用コストを踏まえた提案を受けることが、長く後悔しない選択につながります。

理想のインフィニティプールを実現する「マジラインプール」

フランス製プール「マジラインプール」は、インフィニティプールを含む多様な形状に対応できる革新的な製品として、国内外で多くの導入実績を持ちます。

自由な形状を可能にする87の特許技術

マジラインプールの躯体は、モジュラー構造のポリプロピレン製パネルで構成されています。87個の国際特許を取得した独自の構造により、直線的なシンプルデザインから曲線・階段状の複雑な形状まで、自由にデザインすることが可能。インフィニティプールに求められる縁の形状も、現場の立地条件やコンセプトに合わせて設計できます。

25cm厚の強固な躯体と10年保証

マジラインプールは厚さ25cmの強固な自立型躯体(モノブロック躯体)を採用。インフィニティプールはピットや補給水槽による荷重増大が課題になりますが、堅牢な躯体設計はその荷重に十分耐える構造を実現しています。

躯体および防水ライナー(厚さ1.5mmの4層構造強化PVC)には10年間の長期保証が付帯しており、導入後の安心感が高いのも特徴です。

機械室不要の一体型ろ過装置「パーフェクトフィルター」

マジラインプールのろ過装置「パーフェクトフィルター」は、フィルター機能を躯体と一体化させたコンパクト設計が特徴です。従来のプールでは別棟の機械室が必要でしたが、一体型にすることでその必要がなくなり、省スペースでの施工を実現しています。敷地の有効活用が求められるリゾート施設や個人邸でも導入しやすい設計です。

フィルターは15ミクロンの高精度仕様で、透明度の高い水質を維持します。

ランニングコストを抑える独自の省エネ設計

流体の速度と圧力の関係を利用して水量を増幅させる「ベンチュリー効果」を活用した独自のろ過システムを採用しています。小さなポンプでも大量の水をろ過できます。

650Wの小型ポンプで1時間あたり20立方メートルのろ過を実現し、電気代と水道代を抑制可能。また、フィルター清掃などの日常メンテナンスはオーナー自身でも対応できる設計になっており、専門業者への依頼頻度を減らせます。

マジラインプールのインフィニティプール設置事例

余分な装飾を排したミニマルデザインが水の美しさを引き出す

プール周囲に余計な構造物や装飾を設けず、水面そのものが主役となるデザインを採用した事例です。縁から流れ落ちる水が、空間に静かな動きと奥行きを加えています。

高台に立ち、空と海が水面でひとつになる眺望プール

目の前を遮る人工物がなく、自然との格別な一体感が非日常的な空間の広がりを生み出しています。装飾を省いたシンプルな設計により、水面の美しさと空の鮮やかさとの呼応も際立つ事例です。

技術的なハードルをクリアするインフィニティプールの施工はマジラインプールで

インフィニティプールの技術的難易度をクリアするには、実績と専門知識を兼ね備えたパートナー選びが欠かせません。マジラインプールを取り扱うプールカンパニーは、世界基準の品質と日本の環境に適した提案力の両方を持ち合わせています。

世界基準の品質と、日本の環境に適した提案力

マジラインプールは1994年の創業以来、世界35カ国で50,000台以上のプールを設置してきた実績を持つ企業です。各国の気候・地盤・法規制の違いに対応し続けてきたグローバルな経験が、品質と施工ノウハウの厚みとなっています。

日本では高温多湿な夏や台風・積雪といった気候特性を踏まえた設計・施工が求められますが、日本の環境向けに開発されたパーフェクトフィルターをはじめ、国内の条件に合わせた適切な提案が可能です。

施設のコンセプトに合わせたオーダーメイドの設計相談

プールの深さ・形状をはじめ、防水ライナーの色柄、ろ過システムや水中照明の位置、ステップのデザインに至るまで、完全なオーダーメイドに対応可能です。「自社の敷地でインフィニティプールを実現できるか」「どの程度の費用感になるか」といった具体的な疑問には、無料相談やプラン作成を通じてお答えします。

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